革製品は、日々の生活の中で使うほどに艶を増し、手に馴染み、時間とともにその人だけの表情を見せてくれる素材です。
しなやかで上質な風合いを持つ牛革は、ITTIのアイテムにも多く採用されていますが、その美しさを永く保つためには、こまめなお手入れが欠かせません。
ここでは、ドイツの老舗レザーケアブランド<Collonil(コロニル)>のアイテムを使用した、ITTI おすすめの3ステップケアをご紹介します。
Step 1 Clean|洗う

皮革表面に付着したホコリや汚れを落とします。
まずは「コロニル 1909 ファインポリッシングブラシ」や「コロニル 1909 アプリケーションブラシ」などの柔らかいブラシで、表面のホコリをやさしく払い落とします。

その後、「コロニル レザーソープ」の容器をよく振り、「コロニル ポリッシングクロス」などの乾いた清潔な布にフォームを少量(約2秒押す)取ります。

皮革全体にやさしく延ばしながら汚れを落とし、乾いたら清潔な布で乾拭きをしてください。
💡 ポイント
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強くこすらず、やさしく円を描くように拭くのがコツです。
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汚れが落ちにくい場合でも、部分的に強く擦らないよう注意してください。
Step 2 Moisturize|潤す

革に潤いと防水性を与えます。
「コロニル 1909 シュプリームプロテクトスプレー」の容器をよく振り、噴射口を水平に保ちながら、約20〜30cm離してスプレーします。
表面が軽く湿る程度(30cm四方に約4秒を目安)に、2回ほどかけてください。

新品時は防水効果を高めるため、3回スプレーがおすすめです。
バッグやウェアなど広範囲のものは、アルファベットの「Z」を描くように動かすと、全体に均一に吹きつけることができます。
💡 ポイント
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同じ場所にスプレーを集中させると液ダレの原因になります。
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約10分ほどで乾燥します。完全に乾くまでは触れないようにしてください。
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ツヤを抑えたい場合は、乾拭きをせずそのまま自然乾燥で仕上げるのもおすすめです。
Step 3 Protect|守る

最後は、革に栄養を与えながら表面を保護します。
クリームを使ってしっかりと潤いを与えることで、より豊かなツヤとしなやかさが生まれます。

まず、「コロニル 1909 シュプリームクリームデラックス」を使用します。
「コロニル ポリッシングクロス」、または「コロニル 1909 アプリケーションブラシ」に少量取り、円を描くように革全体へムラなく塗り込みます。

塗布後は、少し時間をおいてクリームをなじませます。
その後、「コロニル ポリッシングクロス」で丁寧にブラッシング(乾拭き)して仕上げてください。
革に自然なツヤが生まれ、手触りもより柔らかくなります。
💡 ポイント
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クリームの塗りすぎは白濁の原因になるため、ごく薄く均一に。
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ブラッシングを繰り返すことで、美しい光沢がゆっくりと現れます。
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月に一度ほどのお手入れで、革のコンディションを長く保てます。
使用アイテム一覧
アイテム名 | 用途 | |
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コロニル レザーソープ | 汚れを落とすフォームクリーナー |
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コロニル 1909 シュプリームプロテクトスプレー | 防水・保湿・防汚を同時に行う高品質スプレー |
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コロニル 1909 シュプリームクリームデラックス | 天然オイル配合の高級保湿クリーム |
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コロニル 1909 ファインポリッシングブラシ | 馬毛仕上げの柔らかいブラシ。ホコリ落としに最適 |
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コロニル 1909 アプリケーションブラシ | 細部にクリームを塗布する小型ブラシ |
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コロニル ポリッシングクロス | 拭き上げ・ツヤ出し用の柔らかい布 |
革は「使うほどに育つ」素材です。
お手入れを重ねることで、色艶が増し、手に馴染み、自分だけの風合いへと変化していきます。
ITTIでは、この経年変化こそが“完成”だと考えています。
月に一度、革と向き合う時間をぜひお楽しみください。
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