フランス最古のタンナー
イッチの財布やエアポッズケースで採用しているCARIB / CARIB NATUREは、Degermann (デギャーマン)社のレザーを使用しています。
デギャーマン社は、雄大な自然と豊富で清涼な水、また歴史的背景から独自の文化圏を持つフランスのアルザス地方で高級カーフレザーを作り続けるフランス最古のタンナーです。
ブドウ園ある美しい町
北はルクセンブルグ、東はドイツ、南はスイスと国境を接するヨーロッパの中心部に位置するアルザス地方。
ブドウ園の中心部にある絵画のように美しい町、バールにあるデギャーマンの起源は19世紀に遡ります。
創業当時から絶え間なく稼働し続ける工場で作られた革は、デギャーマン社の革に対する情熱や価値、そして革づくりのノウハウを伝えてきました。
一切の妥協を許さない革づくり
革づくりに関しては一切の妥協を許さない姿勢で、革の伝統を尊重しながら、高度な技術、品質管理、組織、製品の改善を積極的に行っています。
フランスに現存する最古のタンナーでありながら、先進的な取り組みによって現在もフランスの革産業を先導し続けています。
頑な気質をもつ地域だからこその伝統的な技法と熟練した職人が、美しい皮革をつくり続けています。
徹底した品質管理
デギャーマン社では、ヨーロッパのカーフレザーのみを使用し、原材料の産地までも把握して徹底的に管理を行います。
また、鞣しの工程に関しても綿密な品質管理を行なっており、出荷前にはラボで品質試験も行われています。
1 か月あたり約15,000平方メートルの革を生産し、そのうちの半分をイタリアやドイツ、スイスなどのヨーロッパ諸国、アメリカ、中国へ輸出しています。
環境保護に対する活動
デギャーマン社では、革作りに対する技術開発以外にも、環境保護活動のための投資を積極的に行っています。
約30年以上前から生産時に排出される水の消費量削減を目標に、排出物処理の技術向上を進めて周辺環境の保護に尽力してきました。
現在では多額の投資によって産業廃棄物を完全に処理することができるようになり、工場から排出される水はすべてヨーロッパの厳しい排水基準を完全にクリアしています。
ヨーロッパのメゾンも採用
デギャーマン社は、仏・シャネル傘下にあるタンナーであり、フランスの某有名老舗メゾンやイタリアの高級革小物メーカーでも採用されています。
他の皮革にはない上品なエイジングを体験していただけるレザーです。
CARIB
上品なエイジング
ヌメ革のような表情を持ったクロム鞣し皮革、BARANIL(バラニール)を使用した“CARIB(カリブ)”。たっぷりと含ませた蝋状のオイルにより、使うほどに艶が上がり、ヌメ革のような黒く変色をするエイジングではなく、綺麗な印象のまま深みを増していきます。ヨーロッパの有名老舗メゾンでも採用されており、他にはない上品なエイジングを体験していただけるレザーです。
CARIB NATURE
きれいな艶と深みのある表情
伝統的な秘伝のレシピによる自然由来の加脂加工が施されたCARIB NATURE(カリブネイチャー)。クロム鞣しのあと、植物タンニンで再鞣しして加脂をし、染料とワックスで時間をかけて仕上げているため、擦るとタンニンレザーでもクロムレザーでも出せない非常にきれいな艶と深みのある仕上がりです。一見ベジタブルタンニンレザーのようにタフなカラーリングですが、きめ細かい革の表情が感じられる仕上がりです。